脉診流経絡治療

脉診流経絡治療とは

古代中国では、人体には生命エネルギーを循環させる12の“経絡”(※)があり、生命エネルギーである“気”が“経絡”を滞りなく流れていることがとても重要だと考えられていました。

 ※ 12経絡(肝経・心経・脾経・肺経・腎経・心包経・胆経・小腸経・胃経・大腸経・膀胱経・三焦経)

“気”は人体を昼夜休むことなく運行し、身体の成長・病気回復や疲労回復等の生命活動をつかさどる生命エネルギーの源です。

日々の生活の乱れ等により“経絡”のバランスが崩れると、“気”の流れが悪くなり、身体の五臓六腑(※)の働きが乱れ、その結果様々な病の症状が発生します。
  ※ 五臓(肝・心・脾・肺・腎) 六腑(胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦)

「脉診流経絡治療」では、“気”が足りない“経絡”には「補法」といって“気”を補う鍼をします。 “気”が過剰になったり滞ったりしている“経絡”には「瀉法(しゃほう)」といって余分な“気”を抑えたり流したりする鍼をします。

 当院が行っている「脉診流経絡治療」では、四診法(※)という4つの診断法をもとに身体全体の状態をとらえ、現れた症状に至った根本原因(“経絡”バランスの崩れ)を探り出し、その原因にアプローチしていきます。 

 ※ 四診法
 1. 望診: 身体や顔色を見て診断する。
 2. 聞診: 声の質を聴いたり、においを嗅いだりして診断する。
 3. 問診: 患者様の症状・生活習慣・生活環境などの情報を会話を通して把握し診断する。
 4. 切診: 手・足・腹部などの触診や“脈診”により施術者が患者様の身体を触って診断する。


「脉診流経絡治療」では四診法のなかの“脈診”を中心とした診断により、身体の“経絡”の状態を把握し、「証」という病の本質を探り出します。その「証」に応じて、手足に「補法」や「瀉法」の鍼を行い、病の根本原因(“経絡”バランスの崩れ)を正していきます。

この「証」に応じた鍼(補法や瀉法)を本治法と言い、「脉診流経絡治療」では、もっとも大切な部分です。 ややもすると病のある局所に目がいくものですが、この本治法に主体を置くことにより、他の鍼灸術では得られない高い治療効果があげられます。

「脉診流経絡治療」では慢性の疾患・内臓疾患・アレルギー疾患やパーキンソン病・うつ病・膠原病等の難病にも高い治療効果をあげることができます。

つまり、「脉診流経絡治療」は、経絡のバランスを整えることにより、五臓六腑の働きを改善し、自然治癒力や免疫力を高め、身体をもとの元気な状態に戻していきます。

脉診流経絡治療は自然治癒力を引き出す。

本来、人の身体は、治ろう・自分を守ろうという自然治癒力免疫力が働いているのですが、何らかの原因でその力が弱くなっている状態が病であり体調不良です。 

脉診流経絡治療ではその本来持っている自然治癒力を引き出し、身体が治ろうとする方向に行くお手伝いをします。 

ですから、つらかった症状がなくなったり軽くなるだけでなく、こんなことまで!?というおまけもついてくることがよくあります。 
顔の色艶がよくなったり、ハリがでてきたり、むくみが取れてジーンズがゆるくなったり、便秘しなくなったり、夜ぐっすり眠れるようになったり、イライラしなくなったり・・・。 

つまり、症状のある部分だけを治療するのではなく、自然治癒力を引き出すことで、身体全体の機能を高めているのです。

「なんとなくいいような気がする。」

慢性症状の場合は、治療を重ねていかなくては良くならない症状もたくさんあります。
病院の治療でも余り効果が出ない疾患など難治性の症状も、脉診流経絡治療を行うことで、「なんとなくいいような気がする。」と感じられてきます。 治療を継続することにより、その「なんとなくいいような気がする。」の積み重ねで、「そういえば前よりもかなり良くなった。」と感じることができるのです。

諦めずに治療を続けることが大切です。

もちろん、ぎっくり腰や寝違えなどの急性症の場合は、その場で楽になることも多々あります。