耳管開放症 : 東京都渋谷区恵比寿の鍼灸院

耳管開放症 : 東京都渋谷区恵比寿の鍼灸院
眼科、耳鼻咽喉疾患
2019.05.03

 耳管開放症は、普段閉じている中耳(鼓膜の裏側)と鼻の奥の上咽頭をつなぐ耳管が開きっぱなしになる病気です。

 長さ3.5センチほどの細い管の耳管は、中耳内と外気の気圧差を調節する働きをします。エレベーターや飛行機、電車でトンネルを通るとき急激な気圧変化で耳がキーンと詰まった感じになるが、ツバをのみ込むと治るのは瞬間的に耳管が開いて気圧差がなくなるからです。

 普段閉じている耳管が開いたままの状態になると、以下のような症状がでます。
1. 耳閉感  : 耳がボーっとしたり、耳がふさがった感じ
        耳管が開いているのにふさがった感じがします。
        ツバをのみ込んだり耳抜きをしても治りません。
2. 自声強調 : 自分の声が響く
        耳管狭窄・中耳炎などでも見られる症状です。
        耳閉感もつらい症状ですが、自声強調はかなり苦痛度の高いものです。
        「自分の声の大きさがわからないので、会話がしずらくつらい。」と言われる患者さんが多くおられます。
3. 自分の呼吸音(鼻呼吸)が耳に響く
4. 前かがみになったり横になると症状が軽くなる


 横になると症状がなくなる方が多く、お風呂に入っている時やゆったり休んでいると耳管が開きにくいと言われる方も割とおられます。
副交感神経が優位な状態(休息モード)だと耳管が開きにくく、反対に交感神経が優位な状態(活動モード)だと耳管が開きやすくなります。

耳管開放症はやや女性に多く、疲れや睡眠不足の状態が続いたり、過度のストレスがあると発症しやすくなります。鼻炎があったり副鼻腔炎があったり、やはり鼻に問題がある方が多くおられます。

 「病院で診てもらったが、治療法はないと言われ、漢方薬の加味帰脾湯(かみきひとう)を出されたが全然効かない。」とか「病院を数軒回って、耳管開放症と診断されたが、治療法がなく手術しかないと言われたが、手術はしたくない。」というような患者さんが多く来院されています。

 耳管開放症耳鳴り難聴  40代男性 治療例

 耳管開放症の症状は子供の頃からずっとあり、耳鳴りは最近酷くなってきた。難聴は20歳の頃からずっと治らない。 耳管開放症の症状は2日に1回位の頻度で起こり、数時間続き、知らないうちに治まっているとのことでした。

 週1回のペースで治療を開始すると、初回の治療の翌日から2週間は全く耳管が開放することはありませんでした。 耳鳴りも夜静かだと少しある程度。
 4~5回目の治療の頃には、たまに耳管が開放することがあるが、数分で閉じる程度。耳鳴りもほとんど気にならない。
 7回目の治療以降9回目まで、耳管が開くことがなくなりました。耳鳴りもたまにかすかにある程度になっています。

耳管開放症  40代男性 治療例

 1年半前、膠原病の治療でステロイド薬投与を開始した翌日から、両方の耳に耳管開放症を発症。
日中はずっと耳閉感、自声強調、呼吸音が耳に響く等の典型的な症状で大変お困りでした。 前かがみになったり横になると症状がなくなるそうです。

 初回の治療の翌日から、耳管が長時間閉じるようになりました。発症してから初めてだそうです。 その後週1回の治療を継続。
 耳の調子が良い日と悪い日がありますが、8回目の治療の頃には、耳管が開放している時間がかなり短くなってきました。
 11回目の治療の頃には、一度に両方の耳管が開放することがなくなり、開き方も小さくなってきたことを実感されていました。
 24回目の治療の頃には、右の耳管はほとんど開くことがなくなり、左耳だけになりました。 今までだったら開くような状況でも開かなくなり、開いてもすぐに閉じるようになってきました。
 どうしても耳の調子に波はあるものの、かなり改善されてきています。
 

耳管開放症の患者さんの声  40代 女性

私の耳の調子が悪くなったのは、20代後半だったと思います。
日常は自分の呼吸が耳の奥でザーザー鳴り響き、会話をすると呼吸が上手く出来なくなり非常に息苦しい状態になります。一番辛かったのは首にゴムを巻いていないと会話ができない事でした。

耳鼻科の先生には、「手術は他県での大学病院でしか行っていない、手術しても逆に耳管狭窄症になってしまう可能性もある。」と言われ、この病気と一生つき合っていかなければならないのかと・・・

インターネットで何度調べても、完治しない病気という結果が分かるだけで諦めかけていました。そんな時、耳の病気が鍼灸院で治った人の話しを思い出し、インターネットで検索をしたところ、サルビア鍼灸院で耳管開放症が治った例が出ていたので、藁にもすがる思いで治療を開始しました。

治療して頂き、こんな痛みの全くない治療で私の耳は治るのか・・?と正直思いましたが、なんと2回目の治療が終わった数日後には、首にゴムを巻かないで会話が出来るようになりました。

最初の頃は週1回の治療、それから様子をみながら少しずつ治療間隔を空けて通院しました。まだ通いはじめて半年そこそこですが、3週間に1回の通院でも耳管の緩い開きはありますが、普通に会話ができる状態です。
治療間隔の日数を空けすぎると、耳管が開く症状が強くなるので、鍼灸院の治療の効果を実感しています。

首にゴムを巻かないで普通に生活出来ているなんて、半年前の私には想像出来ない事です。

もっと早く通えば良かったと後悔しながらも、サルビア鍼灸院に出会えた事に心から感謝しています。
ありがとうございます。今後もよろしくお願いします。

耳管開放症  20代女性 治療例

 半年ほど前からたまに左耳がこもるようになり、自分の声がこもって聞こえる。最近は頻度が多くなり、平日5日のうち会社にいる時は終日、休日は家でゆっくりしている時にはならないが、人と会っている時などに症状が出る。右耳はまったく問題ない。耳鼻科は受診していないが、ネットなどで調べて「耳管開放症」の症状に似ていると思った。

 子どもの頃からアトピー性皮膚炎があり、悪化するとステロイド薬を塗り、良くなると止めるという繰り返し。他に低用量ピルを5年くらい前から服用している。

 初診は脈診、腹診、問診などから「腎虚脾実」の証で治療しました。脈は沈、やや数、虚。

 2診目(その後一週間に一度の来院)「休日に症状が出たが、月~水曜日は昼食を食べると症状は消え、木、金曜日はまったくなかった。」引き続き腎虚脾実で治療。

 3診目 「4日間ほどまったく耳はつまらず。アトピーは痒い時があるが、眠れないほどではないので最近は薬をずっとつけていない。」

 4診目 「耳は一日症状が出た以外は全く問題なし。いつもある生理時の気分の落ち込みがなかった。」

 5診目 「一瞬、耳がつまったが30秒ほどで治る。」

 6診目 「まったく耳がつまることはなかった。」

 7診目 「ライブに行った時、耳がつまり、治るまでに15分ほどかかった。それからは一度も耳がつまることはない。」

これ以降は全く耳の症状は出ていない。

 完全に耳の症状がなくなるまでに7回の治療を要しました。この方の場合、耳の不調に気づいたのが半年前と比較的短かったこと、常につまっているわけではなかったこと、そして片耳のみでさほど病が進行してなかったこと、そして耳鳴りなどの付随する症状が出ていなかったことから治りやすかったと言えるかもしれません。

 しかし、それは治った今だから言えることであって、このような場合でも人によってはもっと時間を要することがあります。

というか、まったく同じ人間はいないように症状だけを取り上げて罹患している期間や随伴症状や他の症状の有無や程度など比べてみても人によって治り方は違います。

お問い合わせで「〇〇病なんですが、何回で治りますか?」とか

「そちらには〇〇病でいらっしゃっている方はいますか?」と聞かれることがありますが、

本当にやってみないとわからないのです。

 鍼灸治療は西洋医学のように薬が化学的に作用して炎症を抑えたり、熱を下げたり、鎮痛させたりという体内の生理機能をコントロールする治療ではありません。

人体を一つの機能的物質と考えるのであれば、薬は忠実な働きをするかもしれませんが、それは症状を抑えているだけであって、薬が治しているわけではないのです。

治しているのは自分の自然治癒力であり生命力なのです。

 やってみないとわからないのであれば(もし治らなかった場合にお金がもったいないので)治療は受けないのか、あるいはやってみようと前向きに考えられるかはその方次第だと思いますが、どんな治療を受けようとも主体は自分であるということ

うまく言えませんが、どうしたら良くなるのか有形無形に主体である本人の関与(気づき?)が必要ではないかと思います。

ちなみに上記の女性は途中から低用量ピルを止め、ステロイド軟膏も止められました。

特に私が何も言わないのにです。

※ 患者さん本人の承諾の上、掲載させて頂いております。

脉診流経絡治療(鍼灸施術) : サルビア鍼灸院(恵比寿)

 人間の身体には12の経絡があります。脉診流経絡治療では経絡のバランスを整えることにより、”気””血”の巡りが良くなり、全身の血流が良くなっていきます。
その結果、五臓六腑の働きが改善し、弱っていた自然治癒力や免疫力が高まっていきます。

 自然治癒力が弱まっているとなかなか身体の不具合は修復されませんが、自然治癒力が高まってくると身体の不具合は修復され、健康な身体に近づいていきます。

 身体のいろいろな症状が改善されていきますので、耳の症状もなくなっていきます。

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