癌に効く食材

神戸市のナカムラクリニック中村篤史先生のブログで紹介された食材です。
オリーブオイル
オリーブオイルには抗癌作用があります。オリーブオイルの成分の一つであるヒドロキシチロソールは、癌細胞を壊し、体内での増殖および繁殖を防ぎます。この成分は酸化を防止するとともに、抗癌作用もあります。
※中東やヨーロッパを中心に、重要視されてきたオリーブオイルは、神聖なものであるイメージからか、民間療法にも使用されてきました。たとえば、オリーブオイルの一成分である「オレオカンタール」は、風邪薬などに配合されている抗炎症薬の成分「イブプロフェン」と似た作用があると最近の研究で発表されました。
アブラナ科植物 (キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、ワサビなど)
アブラナ科植物に含まれる成分(スルフォラファン、イソチオシアネートなど)に抗癌作用があることが研究発表されています。膀胱癌患者を対象にした研究で、食生活を調べたところ、アブラナ科植物を生で食べる人では、膀胱癌リスクが40%低下することがわかりました。また研究者は、この抗癌作用は加熱によって失われることも発見しました。癌に効かせるためには、生で食べることが重要です。
ナマコ
ナマコに抗癌作用があることは、あまり知られていません。ナマコに含まれるフロンドサイドAと呼ばれる成分がガン細胞を消滅させると考えられてます。(フロンドサイトAにより「悪性腫瘍40%~95%縮小した」という実験報告があります。)
※ナマコの効果効能
血液の凝固を防ぐ作用があり、心筋梗塞や動脈硬化に期待ができます。 また炎症を抑える効果があり、中国ではナマコは慢性肝炎の治療薬として使われています。
オレガノ
イタリア料理とか肉料理の風味付けに使われたりするハーブの定番ですが、抗癌作用まであります。
※オレガノの効果効能
ヨーロッパからアジア東部にかけて分布する多年草。抗菌力が強く、消化促進・発汗作用・殺菌などに効果があるとされ、地中海沿岸ではギリシア・ローマ時代から薬用として利用されてきました。
胃腸の調子を整える作用があります。消化を促し、食べ過ぎにもいいです。筋肉の痙攣や、頭痛、生理痛にも有効です。オレガノに含まれる精油成分(チモールやカルバクロール)には、バクテリアの繁殖を抑制する作用があることが分かっています。
オレガノオイルは、欧米では「天然の抗生剤」といわれるほどで、呼吸器系の不調の緩和や風邪予防にも効果が期待できます。
タンポポ
雑草扱いされている植物ですが、抗癌作用があります。タンポポの根が化学療法耐性の癌細胞にも効くことを示した研究発表があります。
※タンポポにはデトックス作用があり、体内の毒素や老廃物の排出を促す効果が期待できます。肝臓や腎臓、消化器系の働きを高めるといわれています。
味噌
味噌に放射性物質の排出作用があることは古くから知られていました。しかし、味噌に抗癌作用があるという研究発表は1980年代です。「味噌汁を飲めば飲むほど胃癌の死亡率が低下」「味噌のなかに発癌を抑制する物質が含まれている可能性がある」というのが平山博士の結論です。
マウスに味噌を投与すると、大腸癌、肺癌、乳癌、肝臓癌が発生しにくかったり、胃潰瘍になりにくかったり、高血圧になりにくかった、という研究論文があります。
エキナセア
この花には抗癌作用があるそうです。
※エキナセアは、古くは北米先住民の間で使われてきた薬草です。ヨーロッパの研究者の調査結果より、感染症の予防や免疫力の強化につながっていることが確認されました。
ヨモギ
抗癌作用には、ヨモギ成分のアルテミシニンが関わっているそうです。因みに、鍼灸で使っている”お灸”はヨモギの葉から作られています。
ヨモギは古くから身近な薬草として、傷口にヨモギの葉をもんで汁をつけて止血したり、虫さされやかゆみ止めにも使われてきました。
ニンニク
ニンニクに含まれるアリシンは、疲労回復に優れたビタミンB1の吸収を手助けして、滋養強壮効果が期待できます。 また、アリシンは免疫力の向上や、がんの予防効果につながるといわれています。 摂取すると血行促進によって、血管が拡張するはたらきから、冷え性のケアや動脈硬化、血栓の予防にも役立てられています。
ウコン
ウコンにはがんを予防したり、がんの進行を抑える、いわゆる抗がん効果もあります。ウコンは、みなさんご存じのアルコール分解効果に加え、殺菌作用や動脈硬化を予防してくれる効果、さらには、美容効果にも優れています。 ウコンに含まれているポリフェノールの一種「クルクミン」には、コレステロール値と血糖値を改善する働きがあり、ダイエットにも期待ができるというのです。