痔について

痔について
皮膚科疾患
2020.07.14

肛門は直腸とつながった構造をしています。お尻の出口に近いところは皮膚に覆われていますが、その奥にはすぐに直腸があります。皮膚と直腸の境目のでこぼこした部分を歯状線と呼び、これより下の部分が肛門です。

痔には、いぼ状の腫れができる「いぼ痔(痔核)」、肛門の皮膚が切れる「切れ痔(裂肛)」、肛門に膿の穴ができる「あな痔(痔瘻)」の3種類があり、最も多いのはいぼ痔(痔核)で全体の半分を占めます。

[ いぼ痔(痔核)]

便秘や下痢、トイレ時間が長くて排便時のいきみが強い、長時間同じ姿勢をとる、冷えやストレス、妊娠や出産がきっかけで起こりやすくなります。

肛門部への過度の刺激・負担により、直腸や肛門付近の毛細血管がうっ血し、部分的に腫れることが原因です。いぼ状の腫れができます。

また、肛門の皮膚の部分と直腸の境目である歯状線よりも上のほうにできるものを内痔核、歯状線より下にできるものを外痔核と呼びます。

内痔核では痛みを感じませんが、歯状線より下の皮膚部分には知覚神経が多いので、外痔核には強い痛みがでます。

内痔核も症状が軽い場合は排便時の出血のみで痛みはないですが、症状が進むといぼが肛門の外まで出てくるようになり(脱肛)、痛みがでてきます。

[ 切れ痔(裂肛)]

硬い便を排泄するときに肛門を傷つけることが原因でできます。

肛門の上皮部分が切れたり裂けたりするため、排便時に激しい痛みと出血があります。

痛みのために便意を我慢すると、ますます便が硬くなる悪循環に陥りやすく、慢性化するケースも少なくありません。

[ あな痔(痔瘻)]

下痢やストレスによる免疫力の低下が原因ではないかと考えられます。

歯状線のくぼみ部分に細菌が入り、化膿して中に膿がたまり、膿が出て症状が治まった後も、膿の通り道ができた状態になり、化膿しやすくなります。

化膿を繰り返すことによって、細菌の入り口と膿が皮膚を破って流れ出る部分まで、トンネルのように貫通します。これが痔瘻です。

肛門の周囲の皮膚が腫れて痛みを伴い、ときには熱が出ることもあります。痔瘻まで進むと、膿が出て下着が汚れます。

脉診流経絡治療

人間の身体には12の経絡があります。脉診流経絡治療では経絡のバランスを整えることにより、”気””血”の巡りが良くなり、全身の血流が良くなっていきます。その結果、五臓六腑の働きが改善し、弱っていた自然治癒力や免疫力が高まっていきます。

自然治癒力が弱まっているとなかなか身体の不具合は修復されませんが、自然治癒力が高まってくると身体の不具合は修復され、健康な身体に近づいていきます。同時に痔の症状が出やすい体質も徐々に改善されていきます。

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