爪甲剥離症 :サルビア鍼灸院 東京

爪甲剥離症とは、爪が白色や黄色になり爪先から中心にかけて皮膚から離れてしまう症状です。 女性で悩まれている方の多い「二枚爪」も爪甲剥離症の一種と考えられています。
爪甲剥離症の原因としては、様々なものが挙げられますが、原因不明の場合も多々あります。
爪と皮膚の間い異物が入り込むことによるけが、カビによる感染、マニキュアや洗剤・有機溶剤による刺激、薬の服用、紫外線、皮膚疾患、乾燥、甲状腺機能亢進症などの全身疾患などが爪甲剥離症を引き起こす可能性があります。
爪甲剥離症の脉診流経絡治療
人間の身体には12の経絡があります。脉診流経絡治療では経絡のバランスを整えることにより、”気””血”の巡りが良くなり、全身の血流が良くなっていきます。
その結果、五臓六腑の働きが改善し、弱っていた自然治癒力や免疫力が高まっていきます。
自然治癒力が弱まっているとなかなか身体の不具合は修復されませんが、自然治癒力が高まってくると身体の不具合は修復され、健康な身体に近づいていきます。
多くの方は爪以外にもいろいろな辛い症状 (頭痛・冷え・便秘・肩こりetc.)をお持ちですが、脉診流経絡治療の全身治療により症状が緩和し、体調が良くなってきます。 爪だけではなく体質も改善されていきます。
長年の爪甲剥離症でも、脉診流経絡治療を継続することにより、治癒が可能です。
諦めずにご相談ください。
※ 爪甲剥離症の治療として、自宅でお灸を毎日していただいています。
お灸のすえかたは指導いたしますのでご安心ください。
爪甲剥離症の治療例
爪甲剥離症 34歳 男性
6ケ月位前、左手の示指から始まり両手の親指の爪も剥がれた。痛みはないが、剥離が治らない。
既往歴:特になし
治療の「証」は肝虚脾実として、10日に一度(月3回)のペースで治療を行いました。
治療1~2回目、「爪に変化はない。背中のコリが気になる。」とのこと。
3回目、「左手示指の爪は少し良くなっている。毎日お灸はしている。」とのこと。
5回目、「爪は全て良くなってきている。特に左手示指の爪はほとんど剥がれていないくらい。朝の背中のコリが辛い。」とのこと。
10回目、「爪は剥離がほとんどわからないくらい良くなった。」とのこと。
初診 左手親指 | 初診 右手親指 | 初診 左手示指 |
![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() |
3ヶ月後 左手親指 | 3ヶ月後 右手親指 | 3ヶ月後 左手示指 |
![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() |
爪甲剥離症 56歳 女性
7年前より右手第1、2指と左手第1、3指の爪が剥離してきた。他にホットフラッシュが出る。
治療1回目 肝木経と脾土経の変動とみて治療(その後も概ね肝と脾の絡みで治療)
4回目来院された頃より、左指第1指の爪の白い部分が少なくなってきた。
5回目には右第1指の爪にも改善がみられる。
7回目、他の指(右第2、左第3指の爪)も白い部分が上がってきている。
12回目、左指はかなり良い。右はもう一歩のところ。
13回目、ホットフラッシュの頻度が減った。15回目、左指の爪はほぼ完治。
17回目、左第3指は完治。第1指は98%くらい。右第1、2指は90%くらい治癒。
ホットフラッシュの出る頻度もめっきり少なくなり、体調も良好ということで治療終了。
●コメント●
この方は7年前に乳がんの手術をされ、その後、6年後に再発、現在はホルモン療法をされています。
週1回の治療が基本でしたが、間に旅行などで2~3週間治療が空くこともありました。それでも自宅でのお灸をきちんと習慣化され、食事も厳格にゲルソン療法(食事療法)を励行されています。
大病を経験されただけに健康に対する意識も高く、こちらもお話の中からいろいろ勉強させていただきました。
爪甲剥離症 40歳 女性
約15年前から左右の第3、4指の爪が剥がれ、多少冬になると寛解するものの、毎年同じ状態を繰り返す。特に原因に思いあたるふしはない。
既往歴:特になし
主に肝木経、腎水経の変動とみて、週1回の治療を行いました。
治療1~4回目 爪に変化はない。治療後、身体が温かくなって軽く感じる。「今まであまり気づかなかったが、冷えていたんだとわかった」とのこと。
5回目、「爪は少し、良くなったような気がする。」
6回目、「爪の生え際から白い部分の境目まで測ったら、以前は5ミリだったのが7ミリになっていた。」
8回目、「前回と同じように測ったら7ミリが1センチになっていた。」
完治にはあともう少しということで継続治療中。
●コメント●
この方は初回から1カ月ごとに写真を撮ったのですが、どんどん良くなっているのがわかりました。
自分の爪でも案外、よく見てない方が多いのですが、このように記録すると変化が正確に把握できて患者さん、そしてこちらも治療の励みになりました。
初診 左手指 | 初診 右手指 |
![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() |
5回目 左手指 | 5回目 右手指 |
![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() |
8回目 左手指 | 8回目 右手指 |
![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() |