帯状疱疹 : 恵比寿の鍼灸院

帯状疱疹とは、水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。ただし、初めて水痘・帯状疱疹ウイルスに感染したときは、水痘(水ぼうそう)として発症します。多くの場合、水痘は子どもの頃に発症し1週間程度で治りますが、治癒後もウイルスは体内の神経節に潜伏しています。その後、加齢やストレス、過労などが原因となってウイルスに対する免疫力が低下すると、神経節に潜伏していたウイルスが再活性化し、神経を伝わり皮膚に到達して、痛みを伴う赤い発疹を生じます。これが帯状疱疹です。
帯状疱疹は3週間ほどで治ることが多いですが、ウイルスによって神経が傷つくことで発疹がひいても痛みのみが長期間にわたって続くことがあり、その状態は帯状疱疹後神経痛と呼ばれています。
帯状疱疹が現れる場所によっては、難聴、顔面神経まひ、角膜炎・網膜炎などの合併症を引き起こすこともあります。
コロナワクチン接種後の後遺症として帯状疱疹が現れる人が増えています。
帯状疱疹の発症には免疫力の低下による「水痘・帯状疱疹ウイルス」の再活性化が関係しています。コロナワクチン接種後に免疫力が大幅に低下して、帯状疱疹になっていると思われます。
中高年の帯状疱疹について
通常、帯状疱疹は3週間程度で治癒するとされていますが、中高年の場合には、もっと長引くケースが少なくありません。その理由の1つは、発見の遅れです。中高年になるにつれて、だれでも皮膚の保湿性やバリア機能が低下するため、乾燥性やアレルギー性の湿疹(皮膚炎)を起こすことが多くなります。こうした既存の湿疹があると、どうしても初期の帯状疱疹の湿疹に気づきにくいため、発見が遅れ治療にも時間がかかることになりがちです。
また、目の近くに帯状疱疹が起こると、目そのものが炎症による障害(角膜炎・網膜炎)を起こすことがあります。中高年の方には、さまざまな眼病(白内障、加齢黄斑変性症、糖尿病性網膜症)のある方も多いため、その場合には、目の治療も必要になってきます。
特に高齢者が注意したいのが、帯状疱疹後神経痛です。帯状疱疹の皮膚症状が治まったあとも、痛みだけが残ってしまう状態です。若い人の場合は、ダメージからの回復が比較的早いのですが、高齢になるほど遅くなり、それだけ症状も治療も長引く傾向がみられます。
帯状疱疹後神経痛
神経が損傷されることで、皮膚の症状が治った後も痛みが残ることがあり、3か月以上痛みが続くものを帯状疱疹後神経痛と呼びます。
帯状疱疹後神経痛は、「焼けるような」「締め付けるような」持続性の痛みや、「ズキンズキンとする」痛みが特徴です。
帯状疱疹後神経痛になりやすい因子として、年齢(高齢者に多い)、痛みが強い、皮膚症状が重症である、などがあります。
50歳以上で帯状疱疹を発症した人のうち、約2割が帯状疱疹後神経痛になるといわれています。
脉診流経絡治療 : サルビア鍼灸院(恵比寿)
人間の身体には12の経絡があります。脉診流経絡治療では経絡のバランスを整えることにより、”気””血”の巡りが良くなり、全身の血流が良くなっていきます。
その結果、五臓六腑の働きが改善し、弱っていた自然治癒力や免疫力が高まっていきます。
自然治癒力が弱まっているとなかなか身体の不具合は修復されませんが、自然治癒力が高まってくると身体の不具合は修復され、健康な身体に近づいていきます。
身体のいろいろな症状が改善されていきますので、帯状疱疹の症状もなくなっていきます。