ステロイド剤について

ステロイド剤について
お知らせ
2020.12.22

 ステロイド剤は1950年以降、まず関節リウマチに用いられ始め、その後は自己免疫疾患やアレルギー性疾患などに、魔法の薬であるかのように使われるようになりました。

それは、”痛み””熱””腫れ”などのつらい症状をステロイド剤があまりにも簡単に抑えてしまうからです。

 ”痛み””熱””腫れ”は体がもっている治癒するための反応です。プロスタグランジンの働きにより血流が増え、自然治癒させていくための過程で生じる避けて通れない反応です。このプロスタグランジンをつくれないようにするのがステロイド剤です。

 一見、炎症がおさまり治ったかのように見えますが、病気を治す自然治癒の過程を止めているだけです。

 ステロイド剤は副腎皮質ホルモンがもっている「炎症を抑えて免疫を抑制する」という働きに着目して、化学的にコレステロールから合成された薬です。ですから、副腎皮質ホルモンと同じような働きをします。しかし、ステロイド剤は、体で微調整をしながらつくられている副腎皮質ホルモンとは違います。使い始めは、体内のコレステロールと同じように回収されますが、濃度が高いので組織内に残り、酸化変性コレステロールとなり蓄積します。

 アトピー性皮膚炎などでステロイド剤を長く使うと、酸化変性コレステロールは皮膚に蓄積します。この影響で体は交感神経緊張状態になり、顆粒球が増えて化膿性の炎症が起こりやすくなります。また、リンパ球が減少するので、感染症にかかりやすく、不安症・緑内障・白内障やステロイド潰瘍などの副作用に悩まされます。

 急性期のつらい症状を抑えるための一時的な使用は許容範囲ですが、炎症が治まっても使い続けるのは逆効果です。

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